島原鉄道 駆込み乗車紀行  2007.12.30

九州に20年以上住んでいながら全く縁がなかった島原鉄道。正式に南半分の廃止が決まり、
刻々とタイムリミットが迫る中、ようやく乗車の機会が巡ってきました。
博多から往復8時間の大旅行。冬空の下、島原鉄道を駆込み乗車してきました。

  
諫早駅0番線。帰省ラッシュで満員。    諫早湾を望みながら…           原城跡。

博多から2時間。JR諫早駅に着いて一旦改札を出る。島原鉄道の加津佐まで切符を買って0番線から乗車。
時期が時期だけに買い物帰りや帰省客でほぼ満員の車内。泉主のような記念乗車(?)客は皆無。
定時に諫早を出ると諫早市内を細かく停車しながらやがて諫早湾を望みながら島原へ。
島原までは降車客と同じくらいの乗車客(高校生)もいてなかなか車内も空いてこなかったが、島原外港あたり
から段々と乗客はまばらに…

  
原城の次は有馬吉川             諫早〜加津佐 片道2,060円也        冬の雨に濡れる口之津駅

冷たい雨が降ったりやんだり、まるで日本海側のような天気と年末特有の寂寞感(泉主だけ?)
口之津からの天草航路も午後からは欠航らしく、車窓から見える海も荒れ模様。一層車内は閑散としていく。
列車はわずか数名を乗せて終点の加津佐駅に到着。

  
大荒れ天草海 右の女島の裏が終点   終点加津佐駅                折り返し諫早への出発を待つ

城山三郎の短編“断崖”に登場する島原鉄道。断崖をキーワードに冷静さ、寛容さを失いつつある高度成長期
の日本を鋭く批判した小説の舞台が、まさに時代のスピードに取残され、消え行こうとしている。